総会 R1~H29年

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         令 和 元 年 度 総 会
   
令和元年5月25日(土曜)12時~ 大阪東急REIホテル
    関西岳南会総会   メイプルルーム   司会 相馬副会長
     開会挨拶    井出 関西岳南会会長
 関西岳南会総会ご出席ありがとうございます。新元号になって初めての総会で気分が新たになった感じがします。本日は、岳南会会長の高見澤俊雄先生、岳南会事務局長の井出誠先生にご出席をいただきました。お忙しいところ関西岳南会総会にご臨席賜りました。誠にありがとうございます。 
 関西岳南会は200余名の会員が居られますがなかなか出席いただけません。そんな中から本日は総会に初めてご出席の会員がお二人居らっしゃいます。68回・昭和47年卒の神津育雄さん、94回・平成10年卒の篠原道法さんです。ありがとうございました。
 また、昨年話題提供の講演をいただきました黒澤節男さんご夫妻が、遠く福岡からご出席いただきました。併せて御礼申し上げます。
関西岳南会は総会時に会員の中からそれぞれの専門分野のお話をお願いして、会員相互が切磋琢磨出来ればと毎回お願いしております。
昨年は黒澤さんに『知らずに犯しがちな【著作権侵害】』と題したお話をいただきました。今回は『病理学』の観点から井出良浩さんの話を予定しております。
我々は信州から遠く離れていますが、母校に対する想い・信州に対する想い等切なるものがあります。また、母校の発展・卒業生の活躍に常々注目しておりますが、北高が今後どうなるのか気になるところでもあります。
高見澤会長・井出事務局長からその辺のお話をいただけると思います。
総会終了後『話題提供』の講演に続き、関西鈴蘭会と合同懇親会が御座います。交流を深めていただければと思います。簡単ではありますが、開会に当たりましての挨拶とさせていただきます。
     
     来賓挨拶    高見澤 岳南会会長 (51回S30年卒業)
 皆さんこんにちは。どこの岳南会へ行っても段々と私が年長者になって、関口さん始め先輩方がお元気にしておられてホットしますが、大変ありがたいことと思います。
本日は関西岳南会総会の開催との事でお祝いを申し上げます。
併せて常日頃、母校北高の為、岳南会の為、様々な形でご支援ご協力をいただいております事に関して感謝申し上げます。
時間を10分といただきました。できるだけ収めるつもりではありますが、1年1回の関西岳南会の総会であり、佐久から遠く離れている事もありますので、レジュメをお手元に差し上げております。これに沿ってお話をさせていただきたいと思います。
 先ず最初に岳南会三役改選とありますが、昨年の8月に代議員会が開催されて席上、私と副会長の井出公陽氏が辞意を表明しました。それに基づき三役銓衡委員会(田原委員長・石山副委員長他6名)を立ち上げて銓衡を重ねた結果、12月の初めに『会長の銓衡ができず、会長の留任をお願いしたい』と懇願されて、やむを得ず会長と副会長二名の留任と篠原秀郷氏の副会長新任となりました。
新任の篠原さんは65回44年卒で現在中高一貫校の研究委員会の委員長をしていますが、平成18年から20年に北高の校長、諏訪清陵の校長で退職されて、佐久市の図書館長を務めています。この新三役体制で臨んでいるところです。
 本年度の岳南会総会で申し上げた会長所信表明では、
  ①.県立高校第二期再編、
  ②.創立120周年(1001年4月創立)、
  ③.岳南会所有林(昭和15年卒業生が図書館設立の為、木を育てて本を購入
    しようと3000円の募金を募り購入、近年では負担となっている)
  ④.総会日の変更(今まで1月5日に開催しているが、若い人達が新年の行事
    と重なって出席できない)‥‥の対応策を検討しています。
 北高では3月4月に人事異動があり、田澤校長が定年退職し社会科の非常勤講師に、柳澤事務長が軽井沢高校の事務長に、校長に北澤潔氏(前高校教育指導係長)、事務長が加藤和彦氏(前小諸養護学校)が就任されました。北澤校長はPTA総会と重なりまして本日欠席させていただきました。
 野球部は北信越県大会東信地区予選で、小諸商業に8-0の8回コールド負け。
 野沢南高は蓼科高校と連合で丸子修学館に7-0で7回コールド負けでした。
 県立高校再編の状況ですが、第一期再編(2007~2017年)では89校から79校へ10校減となりました。旧12通学区内でどうなったかを記しました。
北高は旧第6通学区ですが、ここでは北農・臼田・岩村田の工業科が統合され佐久平総合技術高校を創り、臼高の南友会の要望で2学級で総合科を創りキャンパスを残しました。この案は新津眞澄(第4代岳南会長)さんが原案を作り、私が引き継いだので懐かしい想いが有ります。望月高校は生徒が集まらず、地域から存続要望が有りましたが長野西の通信制のサテライト校となりました。
 第一期再編ではどんな事が行われたのかと言うと、①実業高校の統合、②他部制単位制高校の設置、③地域高校支校化、④総合学科導入、⑤中高一貫校(屋代高校と諏訪清陵)の設置でした。
北高は中高一貫教育を切望して、45回程会議を重ねて、学校として岳南会としては充分な対応策が有るわけですが、県教委が首を縦に振らないので、直ぐに実現することに望みが薄い状況です。屋代高校が今年3月に卒業生を出して、非常に良い結果を出しました。2年後に諏訪清陵が卒業生を出して、きっと良い結果を出すことと思います。と同時に2校の入学志願者が増加、倍率が高くなっています。
 それを北高がやろうとしていますが、お金の問題か、県教委は良い返事をしません。今年佐久市には県立武道館が出来ました。50億円の投資をしており、同じ地域にバラマキをしない・・と噂をされています。そんなわけで、中高一貫校は一休みです。
 第二期の実施方針(旧第6通学区)は、『現状の学校数多く、学校規模の縮小化及び少子化進行の状況から小諸市と佐久市に適正数を考慮、規模の大きさを活かした都市部存立校と学びの場保障の中山間地存立校を配置したい』と平成30年9月に県教委が提示した。これに対し、小諸市では3年前から小諸商業と小諸高校を新しい高校と創ろうと対応を諮っています。佐久市では岩村田・北高・南高を統合して2校にする案が読み取れます。地域バランスを考えると、【野沢南・北を一校に】と言うのが解り易いが、どうなるか判りません。
 最後になりましたが、政府自民党の中に【教育再生実行会議】(座長:鎌田薫前早稲田大学総長)がありまして、本年5月17日に首相に≪第11次提言≫がされました。
『高校普通科を抜本改革』として、全国高校の7割が普通科で、横並びの教育がなされている。時代がグローバル化する中で単一教育ではなく、①キャリア形成人材育成、②国際的人材育成、③科学技術人材育成、④地域貢献人材育成と、4類型化例を提示した。これは戦後初めてのことです。
これを受けて中央教育審議会の議論を経て文科省へ示され、そこで2年程議論され施策が決まり、予算付けが行われ実施となる。
 この事を私達も頭に置いておかなければいけないと、書いておきました。非常に長い話に耳を傾けてくださいまして大変ありがとうございました。長野県で‥‥地域で‥‥母校で‥‥今、何が行われているかを、関西岳南会の皆様にご理解をいただき、また皆様のご意見を伺いながら、どうしたらいいのか考えていきたいと思います。
     
     本部報告   井出 岳南会事務局長(74回・S53年卒業)
 岳南会の事務局長を小嶋先生に代りまして務めております井出でございます。
この4月に新しい校長・北澤先生が就任されました。『本来なら本日参り皆様にご挨拶すべきところではありますが、PTAの会合の予定が本日・明日と入っており、皆様によろしく』と言付かって参りました。北澤先生は県教育委員会数学指導課教育主幹兼高校教育指導係長から着任されました。
お配りした支部総会資料をご覧いただきながら本部報告をさせていただきます。北高の生徒数は1年生199名を迎え2学年205名、3学年201名の605名の各年5クラスの規模になっております。
6ページは年度別進学状況です。昨年から全学年5クラスになっておりまして、この春の国公立合格者が76名で38.0%(対卒業生)、昨年が40.0%、29年が38.2%、28年が39.9%でしたので、それ程大きな変化はありません。次のページをご覧いただくと、国立大学の北海道・東北・関東・東海・甲信越は変わりありませんが、東京大学始め首都圏の難関校には入れていないのが判ります。詳しくは後程ごゆっくりご覧ください。
 最後に3枚綴ってありますが、これは【あざみ沢通信】と言いましてPTAの会報なんですが、秋の体育祭・新生徒会長の挨拶、次は【探究】5~6人のグループで物事を探求しようと取り組み、毎年秋に発表しています。
聞いているのが在校生・近隣の学校の先生方・PTA役員(呼び掛けると入りきれなくなるので)にポスターセッションを行っている記事が載っています。右側に在るのは、理数科の課題研究の発表の模様です。1年2年と取り組んで、2年の1月の末に岳南会館で発表しています。結構厚目の研究報告の冊子を作っております。
 以上簡単ではございますが、本部報告とさせていただきます。
      
     元年度総会議事
   議題説明    佐塚 副会長
  議題Ⅰ 30年度活動報告
   ①総会開催 平成30年5月19日 出席者 本部2名 会員19名
     任期満了に伴う役員改選・・・現役員全員の再選提案・承認
     29年度 活動と会計の報告・・・・承認
     話題提供『知らずに犯しがちな【著作権侵害】』黒澤 節男さん
   ②役員会開催 平成30年11月10日 出席者 役員8名
     次年度総会開催期日・・・5月25日に決定
     役員候補に高橋満さん根岸さんを総会にて幹事に推挙する
     話題提供『 原因・経過・結果を含む疾病の本態を究明する病理学』
      井出良浩さんに依頼
     総会出席者と年会費納入者の増大策討議
  議題 Ⅱ 30年度 会計報告
    お手元の実績報告書をご覧ください。一昨年とほぼ同じ収支となります。
    繰越金は前年215千円に対し、繰越額は178千円。
    37千円の減少(年会費18名分に相当)。
    年会費入金は45名90千円、会活動を継続する事務経費に充当した。
    (会費は総会開催案内・総会報告の作成・送付を継続する。なお、総会・役員
    会開催費は参加者負担を基本とする)
    杉浦さん、根岸さんから寄付があり、会則第4条にて経費に算入した。
  議題 Ⅲ  令和元年度 計画
    本会の現状は、関西在住(関ケ原以西)の会員が217名、総会開催案内を
    送付すると欠席回答50名、会費納入45名、出席19名となった。
    会員の内約100名が所在未確認で実質78名の会員です。
    本年度の役員会は11月16日(土)に、令和2年度の総会は5月9日(土)
    に開催を予定しております。
    話題提供者には永井さん、根岸さん、高橋さんにお願いすべく調整中です。
    なお、『飛鳥・白鳳・天平遺跡と吟行』福島米雄さん(43回:S23年卆)は体調
    を崩されて医師から外出を止められています。
    総会出席者と年会費納入者の増大策として、岳南会本部の協力を得て若い
    名簿記載者が増加しています。また、29年以降でも13名が初出席・初返
    信を得た。本日出席の会員にお願いしたいことは、同年代・同郷(同中学)出
    身者にコンタクトを取って本会への出席を促してください。
    令和元年度 予算案・・・お手元の予算案をご覧ください。これまでの実績を
    基調とした予算立てとなります。支出は岳南会本部の絆の維持と総会開催報
    告の送付費用が中心となります。収入では年会費の増が基本となります。
    健全な予算運用のために、先ずは50名以上の年会費の納入をお願いしたい
    と思います。
  議題 Ⅳ  新役員の選任
    役員の選任と改選は会則6条に寄り、任期は2年で、次年度が改選期です。
    11月の役員会において、会の活性化の為に幹事の増強が不可欠と考えて、
    高橋さん・根岸さんの幹事選任を推薦し、総会で承認願いたく提案します。
    ‥‥ご承認いただけますでしょうか?ご異議が無ければ、拍手を持ってご承
    認とさせていただきます。ありがとうございました。
 
     
    関西鈴蘭会総会   オークルームB   司会 佐野 副会長
   会議に先立ちまして野沢南高等学校の旧校歌を斉唱したいと思います。
      野沢南高等学校 旧校歌 斉唱
      開会挨拶  秋山 関西鈴蘭会会長
 皆様こんにちは。中島先生、井出先生、佐久から遠いこの地で細々と活動をしている関西鈴蘭会のことをいつも気に掛けていただきありがとうございます。
 元号が令和に変わりましたが、この【令和】には人々が美しく心を寄せ合うという意味が込められている・・・・と言われます。
私は自分の子供に知的障害がありましたので、その子の働く場所を創ろうと、地域の皆様の協力を得て、昭和56年に【ひかり園】という施設を開設しました。平成6年に障害者福祉施設として社会福祉法人の認可を得た時、皆さんに言ったのが『和を以て貴しとなす』と言う聖徳太子の言葉でした。和やかに何時迄も平和で仲良く一緒に過ごそうと話しました。それから今日まで職員も利用者も仲良くやっていて嬉しく思います。令和に込められたこの言葉を大切にと、昨年には同窓会名簿をいただき、関西在住の同窓生に呼びかけましたが、高齢等の理由でなかなか賛同・参加いただけておりません。
中島先生から『継続は力なり』という言葉をいただきましたが、ささやかですが関西鈴蘭会の発展に努めて参りたいと思いますので、引き続きご協力・ご支援をお願い申し上げます。
     
     来賓挨拶   中島 同窓会会長 (高 13回・S36年卒)
 あらたまっての紹介ありがとうございます。また、本年もお会いできて大変嬉しく思います。本部も支部も、会員相互の繋がりがなかなかうまく繋がれない。かといって一旦切れてしまうと回復するのは大変です。
 今年は支部の活性化を目指して、それぞれの支部がどんな活動をしているか、一覧表にして、皆さんにお知らせしようと考えております。
 今年、少しは変わってきたと感じるのは、長野支部は講演会というか必ず会員が発表するというのがあるんです。どこの支部も何人かが先に立ってやっているんですが、今までは女性ばかりですが今年は男性がお話をしました。
依田窪支部は小さいですが『会長だけでも出席して懇談して欲しい』と集まり、今まで無かった所も『集まりを持つ』という成果が見られました。
 本部としても、現在は男子生徒と女子生徒が半々になっており、『同窓会も女性ばかりではいけない。総会の時には男性の出番を増やそう』とお琴の演奏の後に登壇して貰い、フリートークで感想を話していただいたり、お琴をやっている男性とギターをやっている男性に演奏してもらいました。そんなことで、少しづつ男性に入ってもらい『共学の学校なんだよ』と再確認してもらっています。
 あとは会報に昨年度の経過報告があります。今年4月に理事と支部長の合同会議があったんですが、『合同会議も本部からの指示だけでは面白くないから』と話し合いの時間を持ちました。そこでできるだけ支部での体験談を話して貰いました。
すると、こういう方が居たんです。田口の支部長の依田百合子さんなんですけど・・甲府一高の生徒が【強硬遠足】と言い、甲府一高から小諸懐古園三之門までの105kmを歩くのだそうです。
その途中の臼田検印所でその生徒たちにおにぎりとかお茶とかを振舞っている。
以下は朝日の記事・・・これを書いた田中啓介さんも同高OBで【強硬遠足】を体験していた。これはお父さん(寿倭次さん)の代からお母さん(トミ子さん)と続けている。【臼田のおばちゃん】と生徒達に慕われたトミ子さんが迎えてくれた。『えらかったね』塩とゴマの炊きたてのおむすびに牛乳を勧められ、リンゴも持たせてくれた。用意する米は60㎏、紅玉(こうぎょく)千個、牛乳千本。
今は百合子さんと実姉の信子さんが中心になってやっている。時期は10月の第一土・日曜日で紅玉も提供している。なぜそれを続けているのか、と訊くと『みんな、お客さんをもてなすのが好きですから。子供も大好きだし』次男の正晴さん(72)は「今でいうボランティアですよ」と口々に言う。
 《朝日新聞記事より加筆》甲府一高の【強行遠足】は大正13年(1924)11月3日の明治節に「明治節を国民体育日と定める。諸学校とも記念行事を実施せよ」との文部省通達に応え、甲府中学校(甲府一高)の江口俊博校長が「歩くにまさる身体の訓練はない」として【強行遠足】の第1回大会を開催。第1回 ~37回は、東京方面・松本方面・木曽福島松本方面・信濃大町方面・野辺山方面コースと変遷をしたが、第37~76回及び第87~92回は、現在の小海小諸コースに戻った。
1963年(昭和38年)甲府一高の教師が依田さん夫妻の営む小海線臼田駅前の酒販店に現れた。『長野県松本市へ向かう国道20号の交通量が増え、【強行遠足】のコースをこちらに変えるので、この近辺に検印所を設けたい』と言う。
依田寿倭次(すわじ)さんが「お世話しましょう」応えた。戦前、職探しの当てが外れて山梨から帰る夜道、空腹耐えかねて助けを求めた農家の主婦が塩むすびを握ってくれた。山梨の人から受けた恩に報いたかったのだ。・・・・以来40年、依田さんは90歳近くまで検印所を切り回した。
今は、長男の妻・信子さん(80)、次男の妻・百合子さん(72)ら家族総出で、地域の女性達も手伝っている。臼田検印所は千曲川の対岸の国道141号沿いに移ったが、依田さん一家の応援は変わらない。・・・・と話してくれました。
 こんな素晴らしい事を親子二代に亘り続けている。しかも、費用も労力も大変な負担だと思います。その事を知らなかったとは言え『こんな大変な事を我が南高の同窓生が行っていたんだなぁ』と感激しました。
 次に、学校の様子をご紹介したく資料を用意しました。大きな表題は『高校生は無限の力を持つ発揮できるチャンスを大切に!』ですが、これは北高の皆さんにも知って欲しいので懇親会の席でお話しさせていただきます。

     
     現状報告  野沢南高等校 学校長 井出 豊彦 先生
 4月に長田芳子前校長の後任として着任しました井出豊彦と申します。よろしくお願いいたします。まだ着任して2ヶ月。現況報告と表題をいただいておりますが、解っている範囲での報告をさせていただきます。
 先ずは関西鈴蘭会総会に初めて出席させていただき、関西でも支部活動されておられる皆様に、一生逢うことが無い方々と今日この様にお話出来ることを大変嬉しく思います。皆様の野沢南高時代に得たモノが、こうしてここに集わせているのかな‥と思っています。
 学校の状況ですが、全日制課程では新入生が205名、全校で男子266名、女子331名の537名が在籍しています。朝読書から学校生活が始まり、落ち着いた雰囲気の中で学習や部活動、生徒会活動に取り組んでいます。
定時制課程は12名の新入生を迎え、全生徒44名の少人数のクラスにおいて、個々のペースに合った丁寧な学びが行われています。また、生徒会活動や部活動にも元気よく取り組んでいます。
 新年度が始まり2ヶ月が過ぎます。この間、生徒達はオリエンテーション合宿、進路ガイダンス、全日制・定時制生徒会役員による地域清掃、東信大会、中間考査と慌ただしくスタートを切りました。
 学校生活では生徒会役員が中心となって【挨拶運動】〈4月に生徒会執行部の生徒が昇降口に立ち、新入生らに挨拶をします。〉これによって校内で挨拶が交わされることが普通である雰囲気づくりを目指しています。4月26 日(金) に雨天の合間を縫って、予定通り全定生徒会合同での地域清掃を実施しました。
 クラブ活動の運動部では、第64回東信高等学校ソフトテニス団体戦において、女子ソフトテニス部が準優勝しました。東信大会の結果、女子バドミントン部がダブルス優勝、団体で準優勝、シングルス3位。女子ソフトボール部が優勝。女子ハンドボール部も優勝。男やり投げで男子優勝、女子も準優勝。男子八種競技と男女の五千m競歩でそれぞれ3位入賞。男子ハンドボールが準優勝。卓球部が女子シングルスで3位に入賞。弓道部が男子個人で準優勝!女子個人でも3位入賞、女子団体も4位に入賞。陸上部では槍投げで男子が優勝、女子も4位入賞。女子円盤投げ投げで5位入賞。と陸上部では、計2名、合計3種目で、北信越大会への出場権を獲得しました。
運動部以外でも、書道部が第42回全国高等学校総合文化祭(2018信州総文祭)に県代表として出品。美術部が長野県高等学校美術展で全国総文祭県代表に選出。軽音楽部は中部地区高等学校軽音楽部対抗バンドバトル2018で優勝。同ベストボーカリスト賞受賞。美術部では県高等学校美術展において2年生の木彫の作品が県代表に選出され、佐賀県で開催される全国総文祭への出展が決定。第10回高校生【朝ごはん】コンテスト(岐阜女子大学主催)で、前回準グランプリに輝いた2年生が【信州の幸de美活な朝ごはん】を出品し、最優秀賞(1名)を受賞。するなど活躍をしています。
 本年5月18日(土) PTA総会を実施。公開授業には50名近い中学生・保護者にも参観して頂きました。校歌の中にある「はぐくむ夢」「伸びゆく夢」「はばたく夢」を、生徒の皆さんが実現するために、教職員一丸となって夢をサポートする学校づくりを進めています。
今年のスローガンは「持芯(じしん)~目標という名の芯を持て~」です。
学校全体としては今週の20(月)21(火)22(水)と中間考査が終わり、ある種の解放感に包まれ鈴蘭祭に向けての準備が始まっています。
ところで現校舎も築後59年、老朽化も進み耐震補強の必要に迫られています。予算のこともあり、全てが出来る訳ではないですが改修を進められればと思います。併せて子供の数も少なくなってきて現在の5クラス規模での存続等を種々考えております。
この9月には地域評議会の発足させて、小諸市と佐久市に推適正数を考慮しながら「新たな学び」としての「探究的な学び」の場を規模の大きさを活かした学校を2021年3月から整備配置すると計画が進められています。
以上のように環境が変わっていますが、私達が果たすべき使命は高校生達が長野という土地で学び、自らの夢を見つけ、夢に挑戦する高校生活を送れる環境を創ることと思います。

      
     元年度総会議事  
  議題Ⅰ 30年度活動報告並びに本年度計画  荻原 副会長
    ●30年5月19日に30年度総会を開催。
     本部から中島会長・箕輪副会長にご出席いただき、本部同窓会活動方針と
     母校と共に諸問題に取り組んでいる状況・各支部での活動、広報誌の内容
     説明をいただいた。
    ●赤岡薫さんから長野県大阪事務所の仕事の説明がありました。
    ●役員の改選  新たに竹井廣子さん、赤岡薫さんを幹事に選出、他は留任
    ●話題提供  『知らずに犯しがちな著作権侵害』黒澤節男氏の講演を聴く
    ●終了後合同懇親会
    ●11月10日役員会開催(岳南会合同)・・・
     総会時に中島会長からいただいた名簿を基に会員勧誘について話し合い、
     それぞれが勧誘電話をかけましたが、新たな参加者得られませんでした。
    ●本年度の計画は役員会を岳南会と合同で11月16日に開催予定。
  議題Ⅱ  30年度 会計報告並びに令和元年度 予算案  大西 副会長
      昨年度の会計報告は会員で済ませ承認されました。
      本年度は現在8名の会費支払いがありました。
  議題Ⅲ  その他・情報交換
     2年間幹事として参画いただいた、県大阪事務所の赤岡薫さんが人事異動
     で北アルプス地域振興局農政課農政係長に転任されました。
     勤務地は大町市の大町合同庁舎です。

      話題提供
   演 題 『 原因・経過・結果を含む疾病の本態を究明する【病理学】』
   演 者 井出良浩氏(78回・S57年卒) 兵庫医科大学病理学講師・医局長

          詳細は講演要旨をご覧ください
  
               
   
  
   
      合同懇親会            司会 小林 関西岳南会幹事
     来賓挨拶  高見澤岳南会会長 (51回S30年卒業)
 本日は岳南会関西支部と野沢南高同窓会関西支部の合同の会と伺いやって参りました。佐久は空気が良くて浅間が見えて住みたくなる所と『日本には四季があっていいなぁ』と想いながらやって来ました。大阪は『暑い暑い』と言われながらそれ程でもなくて、ただ歳を取って身体が気候の変化についていかないだけ、というのもあります。鈴蘭会と合同で集っているのは関西と東京と二カ所です。
長野県では県立高校の第二期再編が行われていまして、この9月までに地域評議会を創ることになっています。栁田清二佐久市長、小泉俊博小諸市長の二人が広域連合の会長・副会長をされています。評議会の方針ではこの二人のどちらかがこの任に当たることになっております。ただし、広域連合(11市町村)が所有する学校、小学校・中学校を運営するとなっており、県立高校は管轄するのは・・・と言うことで、果たして評議員の選考が順調に済んで、会議が始まるかどうか見守っているところです。   
何れにしても、第二期再編を県教委が地域連合会に丸投げをしているわけです。
第一期再編計画を県議会に提出したところ、11項目中9項目承認されなかった事から『羹に懲りて膾を吹く』を実践しているように思われます。
第二期再編の方針ですと、旧第6通学区の普通校は、野沢北-野沢南-岩村田-小諸の4校が有りますが、2校が要らないということになります。見方によると野沢北-野沢南と岩村田-小諸となりますが、『小諸と小諸商業を統合しよう』という動きもあるようです。何れの高校も、100年を超える歴史を持っている母校を卒業された方々の様々な想いを受け止めながら、新しい学校が発展して行く高校でなければならないと思っています。そんな意味を込めて主観、色々と経験、或いは質問等ございましたら伺いたいと思います。 

 
     
     来賓挨拶  中島 野沢南高同窓会会長
 皆さんこんにちは。本日はお招きをいただいてありがとうございます。両校同窓会の関西支部の総会が滞り無く進められて研究会(話題提供-講演)もお聴かせていただいてお礼申し上げます。
 学校の様子をご紹介したく、資料を用意しました。高校生は無限の力を持つ発揮できるチャンスを大切に&「野沢南高を発展させる会」の懇話会での生徒………表題は『高校生は無限の力を持つ発揮できるチャンスを大切に!』と、チャンスがあれば講演したいと、取り組んでいます。この大きな写真は総文祭…よく文化部の甲子園と言われる…それが去年初めて、長野県で開催されました。『開会式に出席したい人は申し込め…抽選します』ということで申し込んだところ、幸いにも野沢南高同窓会の松本支部4名本部3名が出席できました。そこで感動したことを書かせていただきました。
開会式の進行がスムーズにできたんです。それは会場の舞台が広く奥行きもあり、次の出場者の準備ができたので、沢山の演出・出演が有ったんですけど、プログラムに途切れが全く無く進められて、とても素晴らしいと思いました。
その他色々の部門に分かれて発表・出演がありました。次にマーチングバンド・バトントワーリングを先頭に2100人が松本市内をパレードしました。後尾には米国・中国・韓国・オーストラリアの高校生も参加して、母国の伝統舞踊等で国際色を添えました。
そして、今日、皆さんにご紹介したかったのは【部門に参加して】の中頃に◎で【書の展示会場】と書いてありますが、南高の3年生書道部部長の清水紗英さんの作品が、長野県の中の7点の中から入選して展示されていました。(上右画像=第23回全日本高等学校書道コンクール部門賞で大賞(魏霊蔵造像記賞)を受賞)この書は変った書体なんです。この人が今、中込の駅に『忘れ物ありませんか』『迷って選んだマフラー忘れていませんか』と大きな模造紙にこの字[造像記=仏像製作の発願者、製作者、製作に至る事情などを石窟に刻したもの]で書いてあります。これは駅長さんに依頼されて書いたものです。そんなことで、今年は文化部の活躍に感動しました。 
裏面に【野沢南高を発展させる会】これは同窓会が学校を応援している会です。集まっている人は在校生・教職員・PTA・同窓生・地域の方(市長・県会議員・市会議員にも案内)に出ていただいて、グループに分かれて懇話会を行っています。去年は各8人10グループが編成され、去年話した中の一部をご紹介します。
(1)現在の学校生活をより良くするためには自分達がどうすれば良いか。先生が生徒に向かってどうすれば良いか。同窓生はこういう事が大事ではないか。そして、再編の方向に向かって色々な人の想いを今、集約していきたいと、【将来の学校について】まだ再編という言い方ではなくて、将来20年30年後の佐久の学校をどういう高校にしたいか。という意見を書かせていただきました。
 ① 立地条件の良い所に学校を作らないと、上田や群馬の方に生徒が流出してまう。
   逆に佐久へ来て貰うには駅に近い所に作ったら‥の意見が出ています。
 ② では、厄介なことですが、授業が充実して、魅力のある学校にして欲しい。
   ☆多様に学べる学校☆先生と生徒が良好で深い関わりのある学校、
   ☆グローバルな人材育成の出来る学校、
   ☆得意分野が伸ばせる授業やカリキュラムが考えられている学校
   ☆スペシャリストが育つ学校、   ☆進路指導が充実している学校、
   ☆それから「学びの改革」の明確な具体を打ち出し発信する学校。
‥‥‥高見澤先生のお話にあったように、色々な学校の取り組みがなされているんですが、南高もそういうことを、これからは明確な具体を出して、外へも発信出来るような「学び」をしたらどうかと言う事です‥‥ 
 ③ では、施設設備の充実に特色を持たせる‥多くの意見を寄せられたが・・・
   ☆機能的で近代的な設備や備品を完備、☆体力創りやシャワー等設備を完備、
   ☆少人数で実験や実習が施設や備品を整える、☆衛生面や安全面を重視する。
   それから多様な学びの出来る広いスペースや補修教室があるといいなぁ‥と、
夢や希望ということで意見を出して貰っているので、実現出来るか出来ないかを考えずに大人も生徒も話し合っています。 
そんなことで、生徒が想いを発信できる場を創って上げることが大事だな・・と感じました。そして一生懸命学び学ばせていただいております。

      

     乾杯  関口 関西岳南会名誉会長
 ご指名をいただきましたので‥岳南会は若い方が大勢増えて本当に嬉しいです。
鈴蘭会の皆さんにはまたお会いできて懐かしく思います。岳南会本部から高見澤先生、井出先生にお越しいただき、鈴蘭会は中島同窓会長、井出校長先生にお越しいただき大変ありがたく感謝申し上げます。 
この懇親会は、楽しく話が出来る会にしたいと思います。私はこの5月で89歳になりますが、中川さんが私より歳上で93歳になられると伺いました。そこで中川さんと二人で乾杯の音頭を取らせていただきますので宜しくお願いします。
  では、中川さんのお元気と皆さんのご健勝を祈念して・・・かんぱい! 
  皆さんご唱和、ありがとうございました。

  
      ・・・  食事  懇談  ・・・
      
      挨拶  野沢南高等学校 学校長 井出 豊彦 先生 
 
 ご紹介をいただきました野沢南高校に4月から参りました井出豊彦と申します。本日は関西岳南会総会・関西鈴蘭会総会、誠におめでとうございます。この会は野沢北髙・野沢南高の同窓会ではありますが、実は私はどちらの出身では無く、今は佐久長聖と称していますが、佐久高校の出身です。しかしながら平成20年4月から27年3月まで教員として野沢北高に勤務しました。その間に同窓会会長が沼田秀人先生から高見沢俊雄先生に替わられたりしましたが、岳南会長に学校の生徒の状況を報告させていただいたりしました。
私は3月迄長野市の高校に勤務しておりましたが、こちらに帰って来て、雄大な浅間山・八ヶ岳そして千曲川が流れる佐久平で、何と無く気持ちが安らぐ中で生活を送っております。ここにお集まりの皆様も何かの機会に浅間山・八ヶ岳・千曲川と耳にされた時に、ふと懐かし い高校時代を‥佐久の空気を‥思い出されておられるのかな、と思ったりします。
 先ほどの高見澤先生や中島先生のお話の中にもありましたけど、時代の流れと言いますか大きな変化が押し寄せて来ています。本校では昨日(24日)から教育実習が始まりました。‥‥長野県の中学卒業の生徒数は平成2年の35,000人をピークに減少を続け、平成30年は27,000人ぐらいで、平成30年に生まれた子供達は16,000人ぐらい、15年後にはピーク時に比べて半分以下になると予測されます。しかし、変化の激しい時代ですが地域の活力を維持するためには今の子供達に頑張って働いて貰わなければいけないのかな。。。実習生にとってはそれどころではないかもしれませんが、そんな気持ちで話をしました。
今日は皆様方から色々と教えていただき、佐久の子供達に伝えてやりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

     
      挨拶  岳南会事務局長 井出 誠 先生(74回・S53年卒;浅科) 
 
 皆さんこんにちは。この春から岳南会の事務局長を務めております。関西には縁が有りまして、息子が昨年関西の大学を卒業しまして甲子園球場から歩いて15分の所のアパートに住んでおります。そして娘はこの春まで神戸の学校に勤めておりました。 これまでは案内をいただきましたが失礼をしておりました。次には関西岳南会に出席するように話しておきます。佐久は田植えの真っ最中で、だんだん苗が植わっていき水田に変わっています。東京岳南会も来月に開催されますのでそちらの方にも出席したいと思います。

      
     神津育雄(68回・S47年卒;平賀) 
 
 昭和47年卒の神津です。自己紹介の前に、私胃カメラを吞んだんです。胃炎が有ってピロリ菌が居て除菌をすることになったんです。この中にも経験された方もおられると思いますが、除菌を始めるとガスが溜まり歩きながらブッブッと漏らし、飛行機に乗ったら腹の調子が悪くなったり、痰が凄く出るようになり、そして逆流性胃炎になって「食べていかん。横になってはいかん。何をやってもいかん」それがやっと過ぎて治まったわけです。
 高校時代は野球部でした。私は中学時代は柔道部だったんで、柔道部に入る予定だったけど、友達と一緒に野球部の練習を見に行ったら『入部だ』と言われ、考えていても仕方がない。入部して一週間したら軽井沢高校との試合出場でした。
 今回初めて関西岳南会に出席しました。今までは無視していたけど『このまま同窓会に出ないと拙い』と思って出てきたわけです。関西岳南会会則に【本会趣旨に賛成する者を以って組織】と書いてありますが、賛同も何も無くて知らないうちに入れられていた。そういう事を言うのではなくてただ単に『出ない』と言っても仕方無いし、『来てないもんね』と言われても仕方が無いし、そのかわりに『来たら本人に何か役に立つ事がある訳では無いけど、いざと思わせるモノが無ければ、単に【年寄りの集まり】になってしまう』のでは‥‥と思います。

     
     篠原道法(94回・H10年卒;臼田) 
 
 平成10年卒の篠原です。私は立命館大学で非常勤講師として、古代ギリシア史等を教えています。近年、高校において「新たな学びの推進」として、研究的・課題解決能力を育む教育が求められています。それは大学でも同様であり、教員が学生に一方的に教える形式ではなく、学生の主体性を重んじた参加型の授業をすること(いわゆる。アクティブ・ラーニングの実践」が要求されています。その為にどの様にすれば良いのか、日々頭を悩ませながら授業をしております。
少子化の影響で、高校の統廃合が進んでいるという話が総会でありましたが、少子化の影響は大学にも出ておりまして、その一端は教員のポストの削減という形で表れています。現在、大学において卒業後に【すぐ使える人材の育成】が求められていることもあり、【あまり役に立たない】と思われている人文科学系の教員のポストは真っ先にその対象となっています。人文学の学びは、長い目で見れば人材育成において重要なはずなのですが、悲しいかな、なかなか企業の理解を得ることはできおりません。
こうした事情により、人文科学系の教員のポストを得ることは非常に困難となっています。その影響もあり、一昔前までは、人文科学の分野で単著を出すことには、脂の乗った学者が長年の研究成果を纏める‥という意味合いが強かったのですが、現在では、博士論文の提出後になるべく早くそれを単行本として出版し、本を名刺代わりとして、教員の公募に応募するような流れになっています。
私も単行本の年内刊行に向けて準備をしておりまして(『古代アテナイ社会と外国人―ポリスとは何か―』というタイトルで、関西学院大学出版会から出版予定)出版の暁には皆様にもぜひお手に取っていただければ幸いです。

     
     黒澤節男(56回・S35年卒;中込)
 昭和35年卒の黒澤です。井出会長・三浦副会長とは同期です。井出・三浦両君が関西岳南会の会長副会長をしていることを知って、3年前から出席するようになりました。昨年は『著作権』に関する話をさせていただきましたが、本日話していただいた『病理』話は専門的で、私の話と同様で、日常的に触れることの無い話題で興味深かったです。
実は私の父は南高で教師をしていました。昭和36年の頃で私と同年代の方は教わった事があるんではないかと思います。また、その頃は平賀小学校の前のオオヅヤと言う万代屋の裏に住んでいました。今日話してみると、当時のモノが無くなって雰囲気がコロッと変っているみたいです。中込には兄貴が亡くなったり、兄貴の嫁さんが亡くなったりして、一周忌だ三回忌だと頻繁に帰っています。7月の日曜日には??の初盆ということで、総勢で60人位が集まって話をする機会が有りました。私もそろそろお墓に近づいておりますので、毎年帰るようしておりますが、福岡からは遠いのでお金もかかります。
一週間位前にテレビの番組で、『佐久平は八ヶ岳と浅間山の間に千曲川が流れています。それは壮大な景色です。』とナレーションが流れていました。
だからと言う訳では無いですが、遠く福岡から信州を懐かしんでいます。

     

     ご案内           中井良策(61回・S40年卒;畑八)
 本日体調を崩されて欠席となった顧問の福島米雄さん、関口名誉会長と同期ですが、から皆さんによろしくとの伝言と共にメッセージをいただきました。
五部ほどコピーをして参りましたので回覧をお願いします。今、お回ししているコピーの小雑誌は、43回・23年卒の市川潔さんが今年(平成31年)の2月に発刊された【昭和の 佐久の四季暦】と言う本の抜粋です。【佐久の暮らし】【ふるさ との絵日記】【こころのふるさと】と三部構成になっています。さらに、【佐久の暮らし】は、彩時記農の原風景・野菜山菜・想い出のわらべ遊び・故郷の風景・故郷の暮らし・故郷の歳時記・ふるさとの童謡唱歌、に分かれています。読んでみましたが、『ふるさとで暮らした子供の頃、こんな行事・日常の中で青春を過ごしたんだなぁ』と思い当たる場面が掲載されています。ご興味のある方は、出版元の株式会社 櫟(いちい)℡0267-63-0018 まで問い合わせください。

  
      補足説明  関口 関西岳南会名誉会長 
   彼とは同級生だった。信州大学教育学部を卒業して35年間、教育一筋に教職
  を続けた。今度同期会で会うのでこの話をしたい。
     ・・・ 約60分 歓談・・・
     閉宴挨拶  三浦 関西岳南会副会長 (56回・S35年卒;海瀬)
  皆さん、本日は関西岳南会並びに関西鈴蘭会の総会にご参集いただきありがとう
  ございました。また、この会のために遠い佐久から岳南会の高見澤先生、井出事
  務局長、鈴蘭会には中島同窓会長、井出校長先生にわざわざお越しいただき大変
  ありがたく感謝申し上げます。
   なお、散会後二次会の会場を阪急東通り商店街の居酒屋【囲炉裏端】を予約し
  ております。まだ話しが尽きない方、お時間の有る方はご参加ください。また、
  来年の総会は5月9日の土曜日の開催となっております。どうか友人にも声をか
  けて一人でも多くご出席いただきますようお願い申し上げて閉宴の挨拶とさせて
  いただきます。

  
  恒例の二次会には17人が参加、佐久の今昔・未来像の話に花が咲きました 。
  二次会終了後『お初天神に行きたい』のひと声で、十人がお初天神に参拝して
  『お好み焼きを食べよう』と探したが、土曜の夕方・・どのお好み焼屋も行列
  で、大阪駅前第三ビルの居酒屋【1969】でトンペイ焼きを食べました。

        正面の二人は経営者夫婦で六男七女の子沢山で有名、提灯の前が長女

  
  
【お初天神】の正式名称は露天神社(つゆのてんじんしゃ)
  元禄16年(1703年)に当神社の境内で実際にあった手代の徳兵衛と遊女お初の心
  中事件を題材にして。近松門左衛門が人形浄瑠璃【曽根崎心中】を創作した。
  以後、ヒロインの【お初】に因んで【お初天神】と呼ばれるようになった。


    ***************************** 
    
       平成30年度 総会
      平成30年5月19日(土曜)12時~  大阪東急REIホテル
      関西岳南会総会   メイプルルーム   司会進行 小林 幹事
  
 開会に先立ちまして、永年にわたり関西岳南会の会長として会の発展にご尽力され、去る2月8日にご逝去されました加藤晴三氏の霊に対し黙祷を捧げたいと思います。皆様、ご起立の上ご協力をお願いします。      == 黙祷 ==   

  
     開会挨拶・・・井出 関西岳南会会長
 皆さんご出席ありがとうございました。本日は、信州佐久の地から岳南会会長の高見澤先生、岳南会事務局長の小嶋先生に、お忙しいところ関西岳南会総会にご臨席賜りました。それから56回卆の杉浦孝男さん、58回卆の高橋満さん、82回卆の根岸宏一さんのお三方が、新たにご出席されました。
今現在、関西岳南会の会員は240余名(退会・入会辞退者を除く)の会員が関西の地に来られて活躍されているのかと想うと胸が熱くなります。信州は遠いですが、母校に対する想い・信州に対する想い等切なるものがあります。また、母校の発展・卒業生の活躍に常々注目しておりますが、北高の卒業生である我々の意気を高めるモノがあったと思います。
本日は。【著作権法の権威】、元九州大学芸術工学研究院教授の黒澤節男さんに『知らずに犯しがちな【著作権侵害】』の講演をお願いしております。
講演の後、懇親会が御座います。その席上で、旧交を温めまた交流を深めていただければと思います。大変簡単ではありますが、開会に当たりましての私の挨拶とさせていただきます。

     
     来賓挨拶・・・・高見澤 岳南会会長 (51回S30年卒業)
   
 本日は関西岳南会総会の開催おめでとうございます。平素の岳南会へのご協力並びに母校・北高へのご支援に感謝申し上げます。25年から本会に出席させていただき母校と岳南会の状況をお話させていただいております。お手元にレジュメをお配り致しましたので、それに沿ってお話をさせていただきます。
 最初に、校歌の一番の歌詞に『誇らん哉 その伝統』とありますが、【日経ビジネス】3月19日号が、『異才輩出校』として出澤剛氏(LINE社長)、新海誠氏(アニメ動画監督)、油井亀美也氏(宇宙飛行士)3氏の写真を掲載し、青木理氏(ジャーナリスト)、いではく氏(作詞家)、武論尊氏(北斗の拳:作者)にも言及《実は、全員、野沢北高校出身!》の〝惹句”を提示しました。
記事からの引用・・・「一流大でもダメ社員」の理由 PART2~新説 「人は高校時代が9割」大学の画一化と高校の多様化で、「出身高校こそ人材を見抜く鍵」との声が高まっている。・・・「野北からなぜ面白い人材が出るのか、明快な答えはない。ただ言われてみれば確かに‥‥程よく自由。程よく田舎‥‥の環境の中で、大学で専門スキルを学び始める前に手に入れておくべき自主性やコミュニケーションカを磨き易い高校なのかもしれない。」出澤剛氏談・・・
岳南会員の活躍をあらためて挙げると、<敬称略>山本文彦 筑波大学名誉教授(51回生)日本芸術院恩賜賞受賞《油絵》、いではく 作詞家(井出博正・56回生)日本音楽著作権協会会長、荻原邦夫 浅間商事代表(56回生)100万円を岳南会と北高に寄贈 25年から4年連続、吉岡忍 (63回生)日本ペンクラブ第17代会長<初代会長は島崎藤村>、武論尊 作家(岡村善行・62回生同期:兄紀吉は51回生)佐久市に奨学金4億円寄付『武論尊漫画塾』開講、高見澤将林 内閣官房副長官補(70回生)国連軍縮会議・日本政府代表部大使、小泉修一 山梨大学教授(78回生)日本学士院恩賜賞を受賞《脳医学・グリア細胞研究》、小泉俊博 小諸市長(78回生)、木内均 衆議院議員(79回生)、田村智子 参議院議員(80回生)、青木理 ジャーナリスト(81回生)岳南塾講師「後輩と共に考える日本と世界」、油井亀美也 宇宙飛行士(84回生)、柳田清二 佐久市長(85回生)<29年三選>、新海誠 アニメ監督、小説家(87回生)第18回信毎選賞《君の名は。》出澤剛 LIEN最高執行責任者(88回生)、菊池萌水 スケート選手(108回生)ソチ冬季五輪出場、等々、各分野での活躍する姿は誇らしいものがあります。
その伝統は明治34(1901)年4月に開校以来、約120年にわたり先輩達が創り、佐久の風土が育んできた賜物であります。校歌二番の歌詞の『燦然たり その未来』については、県立高校第二期再編の絡みもあり、南高・鈴蘭会の皆にも関係がありますので、合同懇親会の席でお話をさせていただきます。

     

     本部報告・・・岳南会 小嶋千教 事務局長 (73回・S52年卒業)
 岳南会の事務局長を務めております小嶋でございます。お配りした支部総会資料をご覧いただきながらお話をさせていただきます。
4月に新入生204名を迎え2学年205名、3学年201名の610名の生徒数になりました。男女比は339名と271名で、56対44%と、昨年に比べると女子が少々減少しています。昨年から全学年が5クラスになった為に、教職員数が減り各班の顧問を掛け持ちを余儀なくされております。
また、岳南会事務局担当ですが、事務局長を私・小嶋が、書記を高見澤一男先生(理科:69回生)と木内幸康先生(社会:71回生)が、会計を西島玲子先生(理科:71回生)が、毎週月・水曜日のみ小川知子職員が常駐しております。
代表電話0267‐62‐0020 専用携帯090‐6936‐1083 です。
進学状況ですが、平成24年から続いた6クラスになってから今年から5クラスになって最初の学年でした。現役合格は24年90名、25年106名、26年88名、27年84名、28年95名、29年92名と40%弱でしたが、国立57名・公立23名の80名が合格し40%を上回りました。

生徒の生活ですが、*自主・自律の重視 *勉強一辺倒でないメリハリの効いた生活と活発な班活動(加入率90%) *制服は無いが質素を旨とする服装 *アルバイトは特別な事情を除き原則禁止 *バイク免許取得・通学は交通の不便な家庭の立地、特別な事情を除き原則禁止 *生徒会行事(日輪祭;合唱コンクール、第九全校合唱、強歩大会、体育祭)。
学習環境ですが、普通科・・・多くの生徒が四年制大学(特に国公立大学)への進学を希望し、それに対応したカリキュラム(2年次より文理コース別授業)を組んでいる。幅広い知識・教養を身に着け、あらゆる進路への対応をするために「探求学習」を導入した。
理数科・・・課題研究(2年次)、2年次までに理科3科目(生物・物理・化学)が必履修、「星の教室(野辺山電波観測所)」実習など理数科の特色を生かすとともに、旧帝大・医学部などの難関大学を目指し、理数科目以外でも密度の濃い授業の展開をしている。また、人文・社会科学等文系大学への進学も多い。
55分授業・・・6時限(火曜・水曜・金曜)7時限(月曜7限;探求学習 木曜7限;LHR)         3時限(土曜;公開授業日有り)、
特別編成授業・・・前期(12月~センター試験前)、後期(センター試験後~2月中旬)、         学年末(3月特編授業)
土曜公開授業・・・隔週実施(うち10回程度を中学生・同保護者に公開)
岳南塾開設・・・土日休日等の補習、模擬試験、英語検定、講演会など進路支援。
  以上のような取り組みを行っております。
      
     総会議事 
  議題Ⅰ 役員任期満了に伴う新役員改選 昨年11月18日の役員会で、全役員
      の再任に合意された旨を報告提案して、承認された。
       *** 加藤晴三相談役(元会長)はご逝去により、退任   
  議題Ⅱ ① 29年度活動報告及び会計報告(佐塚浩副会長)
     『年度会計の収支は年会費の収入増、各費目での支出削減に努め、年次度
      繰り越しを確保し、財政は健全状態にあると考え、資料のとおり報告致
      します。なお、加藤晴三相談役(元会長)からご寄付をいただきました
      ことを申し添えます。』
      ② 30年度計画及び予算案  予算案は原案どおり承認。
  議題Ⅲ 活動計画は運営改善と参加会員の拡大策が討議された。
      次年度総会は2019年5月25日(第4土曜)12:00~
      於て 大阪東急REIホテル
  その他・・・本日、信州大学百年祭と軽井沢の句会に出席の為に欠席となった、
     関口哲生名誉会長のメッセージ『2018関西岳南会総会に寄せて』と、
     福島米雄顧問の『岳 俳句会』第18回ケルン賞受賞のことばを紹介。
   
      関西鈴蘭会 総会   オークルームB   司会 佐野 副会長
     開会挨拶・・・秋山 関西鈴蘭会会長
 本日の関西鈴蘭会総会の開会に当たり、野沢南高等学校同窓会本部よりご出席いただきました。中島会長様、箕輪副会長様、信州佐久を早朝からお出掛けになられてのご出席ありがとうございました。また、初めて出席の赤岡薫さんは長野県大阪事務所次長として昨年より大阪へ赴任されていらっしゃいます。そして、一年ぶりに皆様と再会することができた事に感謝し、本総会が開催できた事とその準備にご尽力いただいた関西岳南会事務局に感謝致します。

 
     
     来賓挨拶・・・・中島 同窓会会長 (高 13回・S36年卒)
 関西鈴蘭会総会に毎年お招きいただき、ありがとうございます。昨年は10年ぶりの同窓会会員名簿の発刊にあたり、皆様にはお手数をおかけしました。ご協力に感謝申し上げます。この名簿が会員相互の繋がりを深めてくれることを願っております。
また、繋がりの一環として昨年度は平成28年4月14日の熊本地震の被災地への支援金のご協力もいただきました。集まった20万円は熊本市へ送らせていただきました。大西市長より丁重な感謝状を、奥様の裕美様(高校40回卒業生)からはお礼の電話をいただきました。
今年度、特に大事にしたい活動は、①高校再編の研修や検討・・・発展させる会・学びの改革、②より充実した学び合い・・・地域の文化や歴史などを見聞する【地域探訪】を継続します。
     
     
本部報告・・・箕輪 同窓会副会長 (高 19回・S42年卒)
 関西鈴蘭会総会に初めて出席させていただき、関西でも支部活動されておられることを目の当たりにして大変嬉しく思います。
私は岸野出身で現在前山に住んでおります。60歳までは保育園に勤務していましたが、今はボランティア活動と孫の世話をしています。
野沢南高等学校は3年後に創立110周年を迎えますが、少子化に伴い県立高校第二期再編・整備計画が本年確定し、公表されます。佐久地区も変革を求められています。『高校の将来像を考える地域の協議会』で検討が始められ『発展させる会』でも協議を継続しています。

     
     挨拶・・・赤岡 薫 (高 38回・S61年卒)
 関西鈴蘭会総会に初めて出席させていただきました。現在は長野県大阪事務所で勤務しております。
今年1月28日に近畿長野県人会の総会新年会に出席して、荻原さんと秋山さんと話す機会がありました。「生まれは?」「学校は?」からお二人が高校の先輩と判りました。大阪へ来て、県人会の新年会で『信濃の国』をフルコーラスを歌い、野沢南高の先輩お会いできて大袈裟なようですが、涙が出る程嬉しく思いました。それから話が進んで、本日こうしてこの席に居られることのご縁と、皆様にお会いできましたことに感謝しています。
       総会議事                  
  議題Ⅰ 29年度活動報告及び会計報告別紙にて、活動報告は秋山会長。
      会計報告は大西副会長より報告。承認されました。     
  議題Ⅱ 役員任期満了に伴う新役員改選 (会則第六条による改選)
      退会した二名に変えて竹井廣子・赤岡薫両会員を幹事に選任。
      他は現職役員を再選することで承認されました。   
  議題Ⅲ 30年度計画及び予算案
      別紙にて提案、予算案は原案どおり承認。
      活動計画は会員の拡大策を討議した。
  本部提供の関西在住者名簿を基に会員増を目指し役員は取り組みます。その後、
  出席者から現況報告が有り、和気あいあいとした雰囲気の中、総会を終了した。

  
       話題提供
  演 題 『
知らずに犯しがちな【著作権侵害】
  演 者  黒澤節男 氏(野沢北高56回:昭和35年卆)
        元九州大学芸術工学研究院教授 
   
             ※詳細は講演要旨をご覧ください。
  
            休  憩  
   

    
      合同懇親会        司会進行  萩原 関西岳南会幹事
        本日、懇親会の司会進行を仰せつかりました77回卆の萩原です。
        出身は内山です。本日、私は赴任地の名古屋から参りました。

     
     開宴 挨拶・・・ 井出 関西岳南会会長
 総会終了後、先程の黒澤君のお話が大変興味深くて面白く、集中して聴くことができました。これからは南高の鈴蘭会と北高の岳南会の合同の懇親会です。お互いリラックスした会話と食事で和やかに盛り上っていただきたいと思います。
     
     来賓挨拶・・・ 高見澤 岳南会会長        
 鈴蘭会と岳南会の皆さん、私が出席させていただくのは6年目になり、いつもお世話になっております。お手元にはレジュメが配られておりますが、2番目の『県立高校第二期再編・対応状況』は鈴蘭会の皆さんも関心がお有りではないかと思い、この場にてお話しさせていただきます。
野沢北高校歌の二番の歌詞に『燦然たり その未来』とありますが、これにはクエスチョンマークが付き始めて大変心配しています

 2017年までの「県立高校第一期再編」で県立高校が89校から79校と10校減少しております。少子化が最大の問題となっております。第一期では各地区で進学校が有ったのですが第二期では中山間地存立校となっております。併合された飯山・木曽青峰・大町岳陽の進学率は低調となっているので、野沢北高もそうなるのでは‥と心配し、どうしたら今までの伝統を維持していけるのか、に心を砕いています。
『県立高校第二期再編』の「基本構想」が昨年9月に公表、「実施方針<案>」が本年3月に発表され、9月には「実施方針」、31年9月に旧12通学区毎に「地域協議会」の設置(佐久は第6通学区)、32年3月に「再編整備計画」策定 、33年3月に「再編整備計画」確定となっています。
少子化問題ですが、この10~12年の間に佐久地区はマイナス482名(40人学級で12学級)であり(北高・南高は5学級なので)2校以上が不要になってしまいます。  
県教委の「基本構想」では、学校の種類を「都市部存立普通校」「都市部存立専門校」「中山間地存立校」「中山間地特定校」の4つに分けています。
佐久地区では「都市部存立普通校」は野沢北5学級、野沢南5学級、岩村田5学級、小諸5学級が、「都市部存立専門校」は小諸商4学級、佐久平総合技術7学級あり、佐久平を除き規模の確保が難しくなる。他には蓼科3学級、軽井沢3学級、小海3学級、望月2学級(長野西サテライト校)があり、生徒数に対して学校数が多い。とされている。
では、『都市部存立普通校の再編が検討される時点は何時か』というと『5学級募集の時点』とされているので、野沢北・野沢南・岩村田・小諸は何れも5学級であるため既に検討対象になっています。
対策として野沢北は『中高一貫校』の希望を提出しているが、県教委は「モデル校の屋代・諏訪清陵の結果が32年3月に出てから考える」「知事部局から予算が無いと言われている」とお茶を濁して、やる気が無いように見受けられます。
3月に発表された「実施方針<案>」には、【新たな学びの場】として①スーパー探求科、②信州型SGH校、③国際バカロレア研究校、④統合新校の新しい学校など言及されているが、具体的内容が示されていない。また、「実施方針<案>」で旧第6通学区は、「小諸市と佐久市に適正数を考慮、規模の大きさを活かした都市部存立校と、【学びの場】保障の中山間地存立校を配置」と書いてあります。
佐久市長・小諸市長を中心に地域協議会が立ち上げられると思いますが、岳南会としては伝統と信頼を寄せられる野沢北高を残していきたいと考えています。
北高が存続する条件は、北高単独‥北高と南高を統合‥北高と岩村田を統合‥の三つしかありません。「第一期再編」で併合された飯山・木曽青峰・大町岳陽が平準化されてしまったが、ノーベル文学賞受賞のカズオ・イシグロさんのことば【様々な多様性が活かされなければならない時代】になってきている中で、野沢北高の歴史の中での立場、多様性を活かせる学校が有っても良いのではないかと考えます。 

   
     来賓挨拶・・・・中島 野沢南高同窓会会長 (高 13回・S28年卒業)   毎年、格調高い支部総会にお招きいただきありがとうございます。
お手元の【同窓会だより】をご覧いただきながら、南高の活動を知っていただきご理解をいただきたいと思います。左側のページは昨年の報告です。6月10日の同窓会総会では、総会の終了後にギターマンドリン演奏、日本舞踊が披露され、生徒会役員の発表、新体操部の演技が行われました。
特徴ある活動として地域探訪を同窓会で行っています。自分達の身近な地域のことをもっと知ろう・自分達の仲間がどんな所から通学していたのかを知ろうと、長野市を皮切りに南相木・野辺山・蓼科方面などを訪問し、昨年は真田三代『戦国武将・真田氏の故郷を訪ねて』で上田市(真田・上田)東御市をバスで訪ねました。
【海野宿】では、保存会の宮下会長から種々説明を受けました。右の写真でお判りいただけると思いますが、二階の窓が出っ張っています、【出格子】と言います。この格子が長短二本ずつ交互に組まれている特徴があります。そして両端には壁が高くなっていますのが【梲うだつ=防火壁】です。梲が挙がっている家と無い家とがありますが、『うだつが上がらない』と言ったりしますが、「梲が挙がっている家は裕福な家」と紹介されました。また、屋根の上に小さな屋根と窓が載っていますが、これは【気抜き窓】で蚕を飼っていた頃、温度調節に使われていたそうです。海野宿ではこういう文化財がシッカリ残されていて、『本当に素晴らしいな』と思いました。
【野沢南高等学校を発展させる会】を立ち上げ『南高を存続させる事だけではなく学校を盛り立てて行こう』と講演会だけではなく3年前から【懇話会】の形で、地域・生徒・同窓生・PTAそして市会議員・区長さん方にも参加いただき、第二期再編に向けて『地域にとってどういう高校を創ったら良いか』とKJ法で意見を出していただきました。
生徒からは『4学級以下になると、部活の弱体化・教育課程編成上の制約・クラスが少なくなると専門教科・進路指導の先生が少なくなり履修等受けられなくなる』 『野沢・中込以南(地の利の良い所)に大規模新校が欲しい』 『地域に貢献できる学力を身につけたい』 『道徳など心情面を育成する授業をして欲しい』、
地域からは『北高が中高一貫校を検討されていますが、【野沢を一つに・・・】という考えが大事ではないか』 『未来の子供にどんな教育環境を残すか、佐久全体で協議をしていく必要があるのではないか』などの意見が出され、野沢北高の考えを承りましたので、今後も協議を進めたいと思います。   
右のページに新年度の方針・計画が示されております。理事支部長会が4月に開催され、その機会に5人の娘さんを育て上げ、うち四女・萌水さんをソチ冬季五輪に、次女・彩花さん、三女・悠希さん、五女・純玲さんの3人を平昌冬季五輪に出場させ、しかも次女の彩花さんは金メダルを獲得したお母さん・菊池初恵さん(南高32回卆)に話をしていただきました。・・・5人の娘さんは皆がスケートをやり、小商・北高・長聖・小海・小商と進学。トレーニングを兼ねた自転車通学をして、タイヤがパンクしたと迎えに行ったり。子供の力を信じ、厳しく、優しく、楽しみを共有しながら共に育てられました・・・と話されました。
菊池初恵さんのお話を聴きながら、旧校歌の三番に ♬ 日本の国は ♫ 母の保てる ♫ 母の心の ♪♪ と言う歌詞を思い出しました。最近、いろいろな方から、「この歌詞の良さを見直した方が良いのでは・・・」の意見も聞こえてまいります。【発展させる会】では鈴蘭を校章にしているのにスズランが無いの声が上がり、皆さんに呼びかけたところ同窓生・理事の方から沢山のスズランの苗が届けられて、学校長・教頭・同窓会役員(生徒は授業のため不参加)により植栽されて、今では元気に育っています。
      
     乾杯・・・・中川 関西岳南会顧問 (39回・S19年)
 ご紹介いただいた中川です。私は大正15年生れで19年に卒業しました。理科系なので【最近の論文盗用問題】とか【特許権侵害問題】とかに元々関心があったのですが、黒澤先生の【著作権の話し】を聴いて、『ナルホド・・』と感じた次第です。
今日は、井出先生・高見澤先生・中島先生のご薫陶を得ながらこれからイッパイやるわけですが、皆さんと共に皆さんのご健康とご家族のご健勝を祈って乾杯をしたいと思います。    ご唱和 お願いします!  カンパイ! 

  
       ****  食事  歓談  ****
        
司会者  ご歓談中ではございますが、自己紹介の時間となりました。
          時間が押していますので、本日初参加の方々にお願いしたいと思います。

     杉浦 孝男(56回(高12)・35年卒)   〘 敬称略 〙
 副会長の三浦君と小学校が同じクラス、中学・高校と同じで、お互いゼネコンに勤めていましたので、よく顔は知っていました。彼が副会長になってから「この会に出ろ。出ろ。出。出ろ」と言われていましたが、都合が悪く出てきませんでした。
今回出席するに当り、豊中の荻原にも声を掛けたけど、「忙しいからお前一人で行ってくれ」と断られました。
私は寺社建築の古い建物が好きで、奈良県広陵町に住んで40年程になります。また、仕事はフルタイムではありませんが、厚生労働省から統計調査員の仕事を委託されていまして、国勢調査の外にも特別調査が有ります。戸建てにお住まいの方は協力的ですが、集合住宅に住む若い人には『個人情報だから』と断られる事が多いです。

   
     
     高橋 満(58回(高14)・37年卒)
 卒業当時は、関西の同志社とか立命とか京大とか同期が4・5人おりまして、毎年京都に集まっていましたが、バラバラになってしまい私一人になってしまいました。卒業してから55年ずっと京都で仕事をしております。
京大の医学部を出てから老年科に入りまして、当時から公衆衛生学教室で高齢者問題をテーマに研究を続けまして、結核リハビリテーションと神経内科を専門としていますが、現在は2度目の定年を迎えて求職中です。この会には30年程前に一度顔を出しましたが、知っている人が居なくて困ってしまい、それからは欠席をしておりましたが、こういった面白いお話を聴かせていただいて、また出席をしたいと思います。

     K.N.(82回(高38)・61年卒)
 関西に来たのは大学入学した時からなので30年程前です。関西岳南会の存在を知ったのは、卒後30週年の同窓会の時でした。大阪大学医学部を出まして、病院に勤務して整形外科とリハビリテーションを担当しています。整形外科は疾患の範囲が広く、関節・痛みとか外傷・交通事故とか、労災とか、骨粗鬆症とか、椎間板ヘルニア・頚椎症、痛風・高尿酸血症とか広範囲を診ていて、回復期リハビリ病棟を担当していて忙しく人手不足で苦労しています。門真市の民間病院で、急性期病院の術後回復期の病院ですので、もしご相談いただければお役に立ちたいと思います。

               ≪挨拶が終わったら早速相談します・・の声が上がる≫
  
     
     箕輪なつ江(14回・37年卒)
 初めて参加させていただきました。朝6時の電車に乗りやってまいりました。
佐久では今緑が美しくツツジやシャクヤクが咲き誇っています。きっと皆さんは佐久を懐かしく想われていることと思います。私の家は前山で、中部横断自動車道が八千穂まで開通して無料です。その道が家の山側を通っていて、結構な交通量で多くの車に利用されています。関西で活躍されている岳南会鈴蘭会の皆様、鈴蘭会の皆様とお会いできてとても嬉しく思います。私は高校時代はあまり熱心ではなかったので、今一生懸命南高に通っています。
        
『本日ご同伴された黒澤窈子さんにご挨拶をお願いしたいと思います』
 私は新潟県五泉市の出身で、養護学校に勤めていた時に水俣病情報センターに居た大学時代の同級生が仲を取り持ってくれました。
福岡へ行って吃驚した事は、男性が凄く威張っている事でした。でも、経済面でもその他の面でも支えているのは女性。チョット空威張りしているのが男性・・・地域が変わると男女の関係もこんなにも変わるんだなぁ、・・と思いました。例外もありますが、長野出身のコノ人は結婚した時から変わらず、女を見下すことはありません。

  
     
     赤岡 薫(38回・61年卒)
 初めまして長野県大阪事務所で勤務しております。
今日皆様にお伝えしたい事は、今年が【信濃の国】の県歌制定の50周年に当り、それも5月20日が制定日で明日がその日に当るとのことです。私も今年で50歳になりますが、当時は【星影のワルツ】【帰ってきたヨッパライ】がヒット曲でした。その時に【信濃の国】が県歌に制定されたとのことですが、県外の皆様におかれましても、この機会に【信濃の国】を通じて故郷に想いを馳せていただければ・・と存じます。
近畿長野県人会に出席させていただいた時には、私も【信濃の国】を歌わせていただきます。皆様にも県歌制定50周年だと言うことを、改めて再確認していただければ幸いです

     
     市川 和重(51回(高7)・30年卒)
 高見澤会長とは同期で、今年も2月に三浦半島から城ヶ島・横須賀・金沢文庫・三渓園と五一岳南会で散策してきました。1日目は東京駅集合、旅行社の手違いでバスが来ず、タクシーに17名が分乗(料金旅行社負担)して横須賀の龍昇飯店まで移動。横須賀港では航空母艦とイージス艦を見学し、北原白秋の【城ヶ島の雨】で知られる城ヶ島のホテルに一泊。翌日は城ヶ島を散策、日露戦争で戦力が10倍と言われたバルチック艦隊を撃破した、日本海軍の旗艦【三笠】の艦上に上がり、東郷元帥・秋山参謀・伊地知艦長が立っていたというプレートに立ち、『皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ』と【Z旗】を掲げて士気を鼓舞し、敵前で自艦の横腹を見せ【大回頭】を行う大胆な指示を出し、海戦に勝利を納めた、東郷元帥の胆力と明治の軍人の偉大さを感じた次第です。その後、三渓園では上海市から贈られたという、花弁の根元の萼が緑色の珍しい緑萼梅(リョクガクバイ)を観賞してから解散し、夫々帰宅しました。

  
     
     閉宴 挨拶・・・ 秋山 関西鈴蘭会会長
 宴たけなわと思いますが、閉宴の挨拶をさせていただきます。黒澤先生が講演された著作権侵害の話ですが、私の住む大和郡山市は金魚の生産地として有名で観光名所となっているオブジェ「金魚電話ボックス」が著作権侵害の指摘を受け撤去を余儀なくされました。そんなことも有り、さすがに著作権については注意しないといけない、必要なんだな・・・と思いました。
今年も色々な事があると思いますが、また来年も皆さんにお会いすることを楽しみにして、閉会とさせていただきます。ありがとうございました。
  
  閉会後、阪急東通りの『囲炉端』に12・3名が移動して二次会・歓談した。

  
    *****************************
   
          
 平成29年度 総会
     平成29年5月21日(日)11:00~15:00 大阪東急REIホテル
       関西岳南会総会
     開会挨拶・・・井出 関西岳南会会長
 皆さん、ご出席ありがとうございました。本日は、信州は佐久の地から岳南会会長の高見澤先生、岳南会事務局長の小嶋先生、野沢南高同窓会長の中島先生、岡本副会長にご出席をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。有難うございました。それからもうお一方、福岡からご出席いただいた黒澤節男さんを紹介します。
(黒澤氏立礼・拍手)黒澤さんは私と同級生ですが、永年福岡にお住まいで、『是非、関西岳南会に参加したい』と仰られていて、本日の出席となりました。黒澤さんは【著作権法の権威】で、今もお忙しくされておられます。
 今現在、関西岳南会の会員は約200名(退会・入会辞退者を除く)の会員がいらっしゃいます。関西の地に200名もの岳南会会員が来られて活躍されているのかと想うと胸が熱くなります。信州は遠いですが、母校に対する想い・信州に対する想いなど切なるものがあります。母校の発展・卒業生の活躍に常々注目していますが、油井亀美也さん、新海誠さんのお二人が活躍されていますが、北高の卒業生である我々の意気を高めさせてくれるモノがあったと思います。
 また、当会はあらゆる分野で活躍されている会員に、見分を広げる為にお話しをいただいております。本日は須田昌宏さんにお願いしております。講演の内容は医薬品に関するものです。講演の後、懇親会が御座います。その席上で、旧交を温めまた交流を深めていただければと思います。大変簡単ではありますが、開会に当たりましての私の挨拶とさせていただきます。

      

  
    
     来賓挨拶・・・高見澤 岳南会会長 (51回S30年卒業)
 ご紹介いただきました高見澤俊雄です。殆どの方とは顔馴染みとなっております。また、黒澤さんの様に遠く福岡からお見えになられる。そういう方が増えて貰えると『大変有り難いな』と思っております。
 本日は、関西岳南会総会開催おめでとうございます。本会が素晴らしいものになる事を祈っております。併せて長年の岳南会本会へのご支援、学校へのご協力ご支援をいただき『ありがたいな』と思っております。進行表を見ますと、私の話は【10分】と長話の私に気遣い戴いておりますが、沼田前会長の口癖で『こう言う話と女性のスカートは、短ければ短い程良い』と何時も話の枕にしていたのを思い出しました。今日は出来るだけそんな事を含めてお話をして参りたいと思います。名刺代りにレジュメを用意致しましたので、到らない部分はそれをご覧いただければ幸いです。
 北高では人事異動がありまして、西沢宏先生が諏訪清陵の校長に転出、後任に県高校教育課から田澤直人さんが校長に就任、岳南会事務局長の吉田茂哲先生が、軽井沢高校へ転出し、隣に座っている小嶋千教先生が事務局長に就任しました。これからは何かとお世話になりますので、お見知りおきください。
 岳南会総会が1月5日開催され、140名が出席されました。その席での岳南会会長挨拶で、少子化の中で長野県下の高校が変ろうとしております。そんな中で色んな考え方が交叉する訳ですが、私の気持ちとしてはどんな事があろうと『最善を尽くす』という思いで、あらゆる機会に皆様にお話させていただき、皆様のご協力を仰ぎ、野沢北高・岳南会が末永く活動していけるようにと、そんな思いで頑張って行く、と挨拶しました。また、池内満子さんがお母さんの介護の為退任された岳南会の副会長に篠原節子さんが就任されました。
 レジュメ2.に岳南会の支部総会の開催状況が書いてあります。
 レジュメ3.の活動協力金ですが、数ある会合において協力をお願いしております。振込用紙の金額欄の数字を昨年から空欄にしたところ、振り込んで戴いた人数は355人減って1,195人でしたが、1人当りの金額が増えて最終的には55万増の237万円となり、本年度は5月10日現在で178人増え、1,371人で、68万増の305万円という状況です。
 私は会長になりまして5年となりますが、会長就任時に3つの事を皆様のお願いをしていますが、その1つが協力金を増やしたいとの思いでした。15,000人の会員に【岳南會ニュース】と振込用紙お届けしています。目標としては20%に当る3,000人の会員が1口1,000円を振り込んでいただけると、300万円になると考えておりました。偶々、本年度は305万円とその目標に到達しており、1つの目標が実現出来ている事に大変感謝しております。願わくはこの状況がさらに継続し増額していくと大変有難いと思います。
岳南会の予算は900万円で、在校生から320万円入る訳ですが、そこにオンブしている状況から脱却したいと考えております。
 レジュメ4.の【岳南会会員名簿】ですが、5年に一度の発刊です。是非予約申し込みを事務局までお願いします。前回は3,800円でしたが今回は4,100円にならざるを得ませんでした。
 レジュメ5.については小嶋事務局長から話があろうかと思いますが、卒業式、人事異動、入学式、今年から全学年五学級となりました。そして、北信越高校野球地区予選の状況が書いてあります。
 レジュメ6.【県立高校第二期再編計画】についてですが、昨年、大町と大町北が統合されて第一期が終了しました。県教委から【学びの改革・基本構想】が発表されました。来年3月に実施方針が示される予定ですが、【基本構想】で4つのタイプが示されております。それは都市部存立普通高校・都市部存立専門校・中山間地存立校・中山間地存立特定校です。野沢北・野沢南・岩村田は佐久市に在り都市部普通高校の位置付けになっております。
また普通校の基準は6~8学級で5学級以下で検討開始する‥となっているので、北高・南高ともに五学級なので検討対象となり、さらに在校生が520名以下を2年連続すると再編対象となります。
また中高一貫校のモデル校の一期生が屋代高校30年・諏訪清陵が32年に卒業します。その成果をみて、他に一貫校の創設を検討するとしています。両校は北信・南信ですので、東信・中信に創設が期待できます。皆様のご意見をお聞かせいただいて参考に致しまして、県教委と話し合っていきたいと思っております。高校教育の変革期に当り、母校の存立と岳南会の活動に邁進致します。

     
     来賓挨拶・・・中島 野沢南高同窓会会長 (高 13回・S28年卒業)
 本年もお招きいただき有難うございました。本日は総会開催おめでとうございます。ただ今、高見澤会長が仰ったように、これから始まる【第二期再編計画】に本腰で取り組んでいかなければならない、大変な時期を迎えます。
中心となるのは学校と県教委ですが、同窓会・地域も一緒になって意見・要望を上げていかなければならないと思っています。
 都市部普通高校として存立させる基準は、部活とか教科指導を充実する為には、ある程度のクラス数が無ければ教員確保も難しくなってまいります。出来れば8学級・・中高一貫校でも7学級で運営されております。そういう事を考えると、どうすれば良いか北高と考えていかなければならないという点と、両校とも校舎が非常に古くて、少しずつ修繕をしても追い付かない状況です。
学校はソフト面が大事だと言われるけど、ハード面も楽しく充実して、学ぶ為には必要なのかな・・と思いますが、佐久の地域社会は学校の存在をどう考えるのか・・と言う点を早く決めていかないと、新校舎を建設するにも他地区の後手を踏むと、予算面でも厳しくなるのでは・・と言う危機感も持っております。
 この春の人事異動で、宮本隆校長が県高校教育課に転出され、第二期再編計画にも携わられると思いますが、2年間佐久におられて状況もご理解されていると思いますし、北高と協力してより良い学校創りをしていきたいと思っています。
 また、少子高齢化が進む中で、今まで以上に自分の思いを表現して、行動できる若者の育成が重要視されています。今までは優秀な人は優秀な人でやっていけばいいし、学力的には優秀でなくとも、実業面で頑張っていけばいいという感じでしたが、自分の想いを発してそれを実現してゆく・・・そういう事が一人ひとりに必要な時代と言われています。それが【学びの改革】の中の『探求的な学び』という事になっています。
そんな考え方の1つとして講演会形式から学校・PTA・地域・同窓会と一緒になって、生徒が学び方・生活を見直して課題の解決に向かいなさい・・という場を創って、学力面で遅れを持った生徒でも、こういう機会を与えると『生き方としてはいくらでも頑張れるよ』という人財創りをしたいという願いでやっています。
 また、南高同窓会は『地域を知ろう』ということで、地域探訪をしております。会報の一面下には、昨年催行した『白樺が日本一』と言われる八千穂高原の写真を載せています。

     
     本部報告・・・小嶋 岳南会事務局長(73回S52年卒)
 今年度、岳南会事務局長になりました小嶋でございます。前任の吉田先生の3年後輩になります。支部総会資料をご覧いただきながらお話させていただきます。
また、野沢北高校歌・学生歌・選手慰安の歌他を収載したのCDを持参しましたので、後ほどお聴きいただければと思います。
 校長が替わりまして田澤直人先生が就任しました。所用で後ほど参る予定です。
 本年から全学年5クラスになり、1学年205名、2学年205名、3学年197名計607名となりました。男女比は324名と283名でま53.4対46.6%と昔に比べると女子が頑張りに期待しているところです。
 岳南会は事務局長の私に、書記が小林(78回卆)、会計に田中(80回卆)、同窓会職員として寺尾(水曜のみ)の4人体制となりました。お二人の会長さんからも、お話しがありましたが、自主的・自発的な生徒を育てようという事で、本校の学習環境の中で、普通科4クラス・理数科1クラスで、従来は理数科には【課題研究】と言う自発的に研究する授業があったんですが、今年から普通科にも【研究学習】の時間を導入しました。結果が出るのは3年先になりますが、その頃には大学入試センターの内容が変ります。それを見越しての学習内容の変更です。それとともに自主自発的な物事の考え方ができる子供達を育てて行かなければ、これから先、生き残っていくのがなかなか難しいというスタンスです。
 進学状況では、平成24年から続いた6クラスになってから最後の学年でした。
現役の合格者は24年90名、25年106名、26年88名、27年84名、28年95名、29年92名と、40%弱が国公立大学へ進学しています。正直なところ国公立へ進学が厳しい状況の中で、4割近い数字が取れた事は有り難いと思っています。因みに29年卆は私が学年主任をしており、100名を目標にしていましたが結果は92名、ただ2年振りに信州大学医学部に現役2名、浪人1名の計3名が合格しました。東大は本学年は嫌いまして、京大へ3名うち2名は浪人でしたが、奈良女子へ2名が、と本年は関西へ多くの生徒が来ておりますので、よろしくお願い致します。
 また、勉強だけでなく部活動も頑張っています。29年卒業の生徒は男子軟式テニスを除き全チームが壁の厚かった県大会に出場しました。今年も昨年並みに調子が良く、女子ハンドボールが初優勝・・・という話も出ています。

     
     本部報告・・・野沢南高同窓会 岡本副会長(14回S37年卒)
 先程、中島会長からも話がありましたが、学校長と教頭の異動がありました。
長田芳子校長が就任、全日制教頭に佐藤洋一先生、定時制教頭には全日制から再任用で大倉広夫先生が就任されました。
 同窓会活動状況ですが、同窓会総会は6月の第二土曜日が定例となっており、昨年度は6月11日に野沢会館で開催されました。その時の講師には、管理栄養士で食卓プロデューサーの荒牧麻子さん(高21回)をお招きして『感性を生かした食生活』と題した講演をお願いしました。引き続き新体操部による生徒発表、生徒会執行部から鈴蘭祭の開催説明がありました。
また、会報に大西裕美(高40回)さんから『熊本地震を体験して』と題して、寄稿いただきました。大西さんは野沢のわたや陶器店のお嬢さんで、熊本市長夫人です。同窓会で義援金を募り、本年3月、ご夫妻が佐久に来られた時に贈呈させていただきました。その他の活動は会報に載せてありますのでご覧ください。

      
     総会議事
  28年度 活動報告・・・佐塚 関西岳南会副会長
   資料の3・4頁が名簿です。188名に案内状を送りましたが、29年度の年
   会費納入が38(28年54)、出席16(28年16)、欠席41(28年45)
   の状況が続いています。各役員が勧誘をしていますが、なかなか返信50%超
   出席20名(25年23名が最高)を超えることが出来ません。
  28年度 活動報告・・・秋山 関西鈴蘭会会長
   鈴蘭会は何時も合同で総会を開催しております。昨年5月21日に中島会長を
   お迎えして総会開催、6月11日の南高同窓会総会に私が(初)出席しました。
   11月19日に合同役員会を開催して29年の総会について話し合いました。
   鈴蘭会も岳南会同様に、会員が91名でしたが退会者が多く、年会費納入が8
   (28年10)、出席が5(同5)、欠席が5(同8)の状況が続いています。
   会員にはせめて返信ハガキで考え方・近況をお知らせ願いたいと思います。

  
   28年度 会計報告・・・佐塚 関西岳南会副会長 大西 関西鈴蘭会副会長
              会計報告書を持って報告され承認されました。
  29年度 活動計画
   ① 29年度 予算案・・・佐塚 関西岳南会副会長 大西 関西鈴蘭会副会長
             夫々予算案が提示され、承認されました。
   ② 役員人事・・・今年度は改選期ではない為に、役員の補充のみ。
       『43回・福島米雄さん(跡部)を顧問に、78回・井出良浩さん(八千穂)
        を幹事に、就任に推薦します』と関西岳南会会長から発議あり、
          ・・・出席者に意義無く、承認されました。
   ③ 次回総会の開催≪案≫
      平成30年 5月19日〈土〉 12:00~ 大阪東急REIホテル
   ④ 役員会の開催≪案≫ 
      平成29年11月11日〈土〉 11:00~ 大阪東急REIホテル
          ・・・③案 ④案 何れも原案通り承認されました。
       話題提供

   
   演 題『最近の医薬品業界をとりまく環境と unmet medical needs
   演 者  須田 昌宏 氏 (野沢北高82回:昭和61年卆)
        科研製薬㈱新薬創生センター 薬理部グループマネージャー
        ※詳細は講演要旨をご覧ください。
       休 憩

   
       合同懇親会       司会進行 三浦 関西岳南会副会長
                 (三浦副会長からお菓子の差し入れをいただきました)
    開宴 挨拶・・・ 秋山 関西鈴蘭会会長  (挨拶の収録出来ませんでした)
    来賓 挨拶・・・ 田澤 野沢北高等学校長 
   

   
(挨拶の収録ができませんでしたのでスピーチを収録)
 私は松本の県ヶ丘高校から筑波大学へ行きました。教員になろうと思っていたのですが、メデタクと言うか教員になることが出来て、臼田高校に赴任して9年間居ました。そこで妻と知り合って結婚して、野沢北高へ行きたかったんですが、願いが叶わず、偶々岩村田高校に異動になり6年間居ました。
長野県は地域校に行かなければいけないということで、小海高校に異動になって、7年間勤務していたら【教頭に・・】ということになり、当時一番若くして46歳で教頭になりました。それから7年間、長野東と上田で教頭を勤めて、軽井沢に異動になり教頭を3年校長を2年しました。
それから女子高の諏訪双葉の校長を2年やりまして、‥‥同校の同窓会が関西で開催されまして、大阪マルビルにあるホテルで開催された同窓会に来たことを今日、ここへ来る時に思い出して懐かしく思いました‥‥『このまま双葉に居られたら良いな』と思っていたら、昨年一年間だけですが、県教委に行くことになり、人事担当の責任者をしていました。
 それも無事に務めることが出来て『このまま留まるのかなぁ』と思っていたら、野沢北への辞令が発令されて、内心ヨワッテいます。『こんな伝統のある高校の校長が務まるのかなぁ』と毎日ビクビクして過ごしています。
 【校長日記】を北高のhpに載せています。今日で40日程書き込んでいます。
 関口さんとはフェイスブックで共有しています。フェイスブックは双方向性が有り繋がる事が出来ますので、是非【校長日記】をご覧いただき、こういう席に呼んでいただければ‥と思っております。

  
       食事 歓談
     自己紹介とスピーチ<敬称略>
  
     福島米雄(43回・S23年卆)
   

 顧問に推薦されて光栄です。微力ながら関西岳南会の発展に協力して参ります。
私は北高の旧制の最後の卒業で、名誉会長の関口君・前名誉会長の加藤君と同期です。
学生時代は戦中戦後でしたので、北高も酷い荒れ様で、入学して直ぐに勤労動員で津上の工場で兵器を作らされていました。・・・中略・・・戦後繊維関係の会社に就職しまして関西に来たんですが、その時には同期生が5人関西に来ました。
 関西岳南会は新津靖先生が纏めて下さり60名ほどが集まりました。
退職後は暫らく親の世話で長野に住んでいましたが、一昨年奈良に戻りました。
 加藤晴三氏が倒れてしまい残念ですが、私も須田さんの話を聴いて、出来るだけ健康を維持しながら何かお役に立てればと考えております。
 趣味は俳句をやっていて、下手ながらも励みになっています。また、奈良は歴史がありますので色々な行事に行っています。一昨年は春日大社の【式年造替(しきねんぞうたい)】を観に行ったり、今年は春日大社の【砂ずりの藤】を観に行ったり、生甲斐を感じています。
     
     井出 良浩(78回・S57年卆)
 現在、西宮市にある兵庫医科大学の病理部で、毎日顕微鏡で検体を診てガン等の病気の診断をする仕事です。先程、須田さんのお話しを聴きながら『診断薬も画期的なモノが開発されれば・・・』と思ったりしました。
 出身は八千穂です。会長の井出千束の甥になります。

    
     関口 哲生(43回・S23年卆)
 私昨日(5月20日)信州へ行ってきました。天気が良くて素晴らしかったです。信州はやはり緑が綺麗です。松本へ行ったんですが、アルプスの雪が真っ白で、東には美が原が見えました。
 なぜ松本へ行ったのかと言うと、私は旧制中学の最後の卒業で、今年は米寿(数
え歳88歳)を迎えます。松本高校の同窓会ありまして、松本高校の校舎は【旧制高等学校記念館】として県が丘に保存されています。この同窓会は信州大学と合同で開催されています。ですから、信大卆の若い人達が大勢出席しています。
この若い人達が旧松本高校の年寄り達と交流し、一緒に歌ったりしました。
・・・途中聴き取れず・・・来年度の総会の日程が決まりましたが、松本の会と重なり残念ながらこちらには出席出来ません。松本の方は第3回で最後となりますので、松本へ行きます。
 共有と言うことは『人に学び、自分が教えられる最後の学習』と思っています。

     
     竹井 廣子(高5回・S36年卆)
 今日は10何年ぶりに、一人で電車に乗ってやって来ました。去年までは娘や主人に何時も付き添われて出掛けていましたが、今日は踏ん張って一人で来て、
「どうすんの?帰り・・」と娘に言われて「帰れるわよ。どないしてでも・・」と言って、9時過ぎに家を出ようとしたら「何考えているの?1時間もかからないわよ」と言われて「あなた達の倍の時間が、かかるのよ」と言ってきました。
しかも地下街の泉の広場まで来るのに、方向が判らずに苦労しました。
 それともう一つ今日は須田さんにお会いして、『薬局?』『中込の?』『私の父の友達の・・・』そう声を掛けてそれを確かめたくって・・・
 今日はいいお土産話しが出来ました。ありがとうございました。
 また、来年も出席する愉しみが出来ました。

     
     黒澤節男(56回・S35年卆)
 今日は5時に起きて、6時38分博多発の新幹線・・・博多南までタクシーを頼んだら「今日は混んでいて行けない」と言われて、慌てて自転車で博多南駅に乗り付けて・・・やって来ました。
 私は2年程前から、この会に出るのを楽しみにしていました。と言いますのは、岳南會ニュースに東京岳南会と関西岳南会の総会案内が並んで載っているのを見て、「あれ!関西にも岳南会があるんだ。」と知り、会長名を見ると「井出千束・・なんだ同級生じゃないか!」と言うことで・・・、
同級生の三浦君とも話していたんですが、私達の入った昭和32年の4組には、【井出】姓が7人居ました。その中でも有名なのが【いではく】でございます。
その次が【井出千束】です。【井出宏】さんが佐久病院に勤めていて、絵を描いていて最近佐久で個展を開いたと聞きます。【井出】姓は凄いなと思っています。
それで「井出千束さんが会長をやっているうちに、是非出たいな。」と思って、昨年は他に用事が入り来れなかったんですが、千束さんが会長の間は出席したいと思います。また、南高と一緒にやっていると言うことも大変嬉しいことです。昔から『憧れの南高生』ですから・・・私の姉二人も南高ですし、父親も南高で英語の教師でした。
 私は東京岳南会に所属していたんですが、20年程前に福岡に移り住みました。
今だと【天下り】と問題になるのではと思いますが、文化庁の著作権課で十数年著作権行政に携わり、著作権の専門家と評されました。文化庁の佐々木課長から「国立の九州芸術工科大学で、知的財産を教えて欲しい」と、依頼されました。
佐々木課長と私は係長時代に机を並べていた間柄で「黒澤さん、広島に居るのなら福岡へ行かないか?」と言われ「じゃぁ、行くか」となりました。
 東京にもマンションがあるので東京へ帰るつもりでいましたが、福岡は住み易いの、来年も来させていただきます。よろしくお願い致します。

    
     加藤祥一(54回・S33年卆)
 昨年喜寿を迎えまして、無事に年を越せると思っていたところ、12月に突然の発熱に見舞われて、血液検査をしたところ、肝臓の値が異常に高くて【肝機能異常・発熱】と言う病名で、入院する羽目になりました。一週間程の入院と言われましたが、年齢のこともあり二週間の入院を余儀なくされました。
先生に原因を尋ねると「たぶん、EBウイルスだと思う」と言われて、入院中は毎日点滴を受けて快復しました。歳を取ると入院も快復にも、予想以上に時間がかかるという事を身をもって体験し、健康が大事だと思いました。
近くに府立の山田池公園が有りますので、1時間ウォーキングするのを日課にしています。そしてグループで毎月ハイキングをしています。
 また、先週13日に佐久穂町の従兄弟が急逝したので行ってきました。お世話になった方・友人・知人が何時、不幸に見舞われるか判らない年齢になりました。
     
     小林武茂(56回・S35年卆)
 田口出身です。井出君・三浦副君・黒澤君とは同期です。
      ・・・・・以後聴き取れず・・・・・ すみません m(_❘_)m 
      以後の、8名のスピーチも皆さんの話が盛り上がり同様・・・。
    
  【小嶋事務局長より提供されたCDの野沢北高の校歌を流し、有志が合唱】
  
高見澤会長・・今北高の校歌を流し合唱しましたが、これは昭和35年に作られました。きっかけは50周年記念事業で『校歌を作ろう』となりました。
それまでは旧制【野沢中学校歌】がありました。それを作ったのは第1回卒業生で昭和8年から旧制野沢中学の第七代校長になりました臼田紀六先生(桜井出身)で、軍国主義が高まり県教育委員会が各学校の校歌の提出を求めました。
その時は、野沢中学には校歌が無かったので、臼田紀六先生が最後のお勤めと・・・その前に須坂中学の校歌を作ったもので、今も歌われています・・・昭和15年に作ったもので、終戦後2番の歌詞に一ヶ所だけ違和感のある文言があって、歌われなくなり、それ以来校歌が無かったんです。
 60周年事業で校歌が作られました。その中心となったのが臼田町の井出五郎さんで、島崎藤村の四女柳子さんと結婚しました。その義父藤村の関係で作詞者の草野心平と交流が有り、作詞をお願いした経緯があった事を知っておいて下さい。
 と言うわけで、昭和35年11月5日の60周年記念式典で校歌が制定されました。よって井出会長にCDが渡されましたが、56回35年卆の方達は、校歌を知らない・歌ったことが無い‥‥ということです。

      

     閉宴挨拶・・・ 関口 関西岳南会名誉会長
 昨年の関西岳南会総会には私は欠席してしまいました。この2年間は岳南会と私にとって非常に重要な年でした。
実は東京岳南会の前会長の岩間辰志さんが、一昨年の11月16日に【骨髄性白血病】で亡くなられました。しかし、発病する前に自覚されていたのか、井出亜夫さんに会長をバトンタッチしました。8月に佐久で行われる代議員会では、岩間さんは何時も隣に座っていただいて話していました。その中で、彼がサッポロビールの社長に就任した時に、岳南会の会員全員にビールを贈られた話とか、岩間さんが関西勤務が長かった事もあって懐かしんで話をしました。そこで、関西岳南会の講演会にお呼びして、講演して貰いたいと、私は考えていました。岩間さんの病気が発見されてからの短い間の交流でしたが、私にとっては一生の思い出となりました。
 岳南会はそういうところでも繋がっている大事にしたい絆と思っています。

     二次会    
 懇親会終了後、ホテル近くの炉端焼き【囲炉裏端】に有志19名が集いました。
懇親会の席では話せなかった、近況・親戚・共通の知人等の話題で話は尽きません・・・二次会は17時にはお開きとなりましたが、なおも名残りを惜しんで8名が19時まで  話し込んでから家路に付きました。

  
 
本年は、野沢北高から高見澤会長・田澤校長・小嶋事務局長の御三方、野沢南高から中島会長・岡本副会長の御二方にお越しいただきありがとうございました。
 お陰様で昨年を上回る情報をお聞かせいただき、とても参考になり楽しい時間を共有させていただきました。

                   

 
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